恩返しと借りを返す事の違い

恩返しとは何なのか

「恩返し」と「借りを返す」の違い

「恩返し」ってありますよね?
最近これについてよく考えます。

そして常に考えていたこととほぼ同じことが
とある本に書いてあったので記事にしてみました。

さて、恩を返すとは何でしょうか?

人は一人では生きて行けず、色々な人にお世話になります。
その恩を返すということはどういう事なのでしょうか?

例えばお金を借りたとします。

利息のようなものを気持ちで付けて返す事は
単なる「借りを返す」事であり
恩を返す事とは違うと思います。

もちろん、それ自体が意味のないことだとは言っているわけではありません。

お金を貸した側は、お金に余裕があったかはわかりませんし、返ってくる保証もありません。

それでも完全に利益抜きで信用してお金を貸す、ということになれば

それは気持ちとしては「お金をあげる」に等しいことでしょう。

もちろん世の中には人間関係、ビジネスの関係があるので

これが親、兄弟などの関係でない限り

「貸したことによる何かしらのメリット」

という打算がゼロのケースは極めてまれでしょう。

もしも相手の

この人だから助けてあげたい

という気持ちを感じたなら、それは誠意をもって返しましょう。

この「返す」という意味は上で書いたように、利息をつけるようなことではなく「忘れない」という意味が大きいのです。

つまり、ここでは「お金を貸す」という行為そのものが問題ではなく、貸す時のあなたへの気持ち、そして恩を受けたあなたの気持ちが問題だと思います。

「恩を返す」という気持ちとは

上のことを踏まえて「恩義を返す」ということは、同じ環境で同じ気持ちになった時に初めてスタートラインに立つのではないかと考えるわけです。

ですので、恩を受けた相手が本当に困った時に同じように助けるというのが恩返しの始まりであり、その手前のお金を返す事は利息を付けたとしても「当たり前」の「単なる返却」と考えるのです。

もちろんそのような状況で恩を受けた人を
助けたとしても、過去に助けてもらった時と
100%同じ環境で同じ気持ちというわけにはいかないでしょうから、恩返しができた、というよりも「恩返しへ限りなく近づく」ということになります。

つまりこれくらいやっても、これでさえ自己満足の世界となります。

誰でも人に借りを作るのは嫌いでしょう。

しかし実際にはいろいろな人に恩を受け
助けられて生活しているのです。

普段の生活の中、それを当たり前とし忘れてしまうことが多々あるような気がします。

恩をきちんと返して、そのうえで相手から

「いや、世話になってるのはこっちの方だよ」

と言ってもらえるぐらいになって

初めて恩返しが成立するのではないでしょうか?

返し終わったら終わりじゃないのが「恩」

借りた恩義をそれなりに返したとしても

「恩は返した」と思うのではなく

感謝の念は忘れずにいきましょう。

また、ここではお金の問題を例にあげましたが
もちろん何かをしてもらうことすべてです。

助言など考え方、生き方を教わることもあるでしょう

そういった、してもらったことを本人ではなく

「教え」として他の人間に伝えていくことも

間接的な恩返しになるのではないでしょうか?

貸した側にも注意が必要?

もちろん借りた側は感謝の気持ちで恩返しするべきですが、貸した側にも注意が必要です。

当然貸してあげたわけですから何も悪いことはありません。

ただし、ここまではです。

貸したことはさらっと忘れましょう。

せっかく親切に人に何かをしてあげても、何かあるたびに「あの時これをしてやったのに」「あの時助けてやったのに」

それをグダグダ言ってしまったら台無しです。

コレ、度が過ぎると世間ではそれを「恩着せがましい」と言いますよね。

もちろん借りた側がこんなことは言ってはいけませんよ。