
あなたは人の話を理解できていますか?
何かを質問された時に、質問した側が「え?」と驚くぐらい
質問とまったく関係ない回答をする人がいますね。
それが聞く能力、話の理解力なのですが
その手前に、話し手がきちんと話ができているかも
大きな問題となります。
「要するに」が多い人は要注意
相手が理解しない!と嘆く前に自分自身がきちんと喋れているか考えましょう。
主語が抜けていたり、だらだらと細かく長い説明が続くと相手は情報処理が大変になり、話の重要部分がどこなのかわからなくなります。
「要するに」という言葉をよく口にする人、要注意です。
要するには、一度説明した後にもう一度説明する場合に多く使われます。
つまり、一度の説明で相手に伝わっていないことを表します。
いろんな相手から、毎回「どういうことですか?」という感じになり、「要するにでですね・・」と再度説明する。
これはあなたの説明が下手だからです。
確かに「何でわからないんだよ」と思いながら
「要するに・・」と使うこともありますが
その頻度があまりにも多かったら相手の理解力ではなく
自分の説明に問題があると考えたほうが良いでしょう。
理解力がない人の解決方法
そのあたりをクリアし、きちんとしゃべったうえでも中には話の内容を理解してくれない相手というのもいるものです。
こんなことが続くと、お互いにイラっとすることも多くなりますし
できるようになることで、仕事づきあいや友人関係もよくなることもあります。
では聞く力とはどうしたら身につくのでしょうか?
それは、上で書いたように話し手がきちんとしゃべれるかというのが重要で、他のページで紹介している
しゃべりのテクニックを身につけることです。
自分がきちんとしゃべれるようになると
相手が本当は何が伝えたいのかもわかるようになってきます
(その分、ちゃんとしゃべれ!とイラつくこともありますけど)
きちんとしゃべれる人には、そういう人はあまりいないです。
逆に、聞く能力がない人は、大抵しゃべるのが苦手という人が多いのです。
つまり、聞く能力としゃべる能力は限りなく=(イコール)に近いんです。
そしてもう一つ重要なのが状況判断と心理です。
どのような状況で、相手がどんなタイプだからこれを質問しているんだという考えが出来ずに言葉だけを聞き、回答する人が陥りやすいです。
たとえば期限の迫った忘年会の予定を組もうとしている人が
質問をしてきた時の回答と、その回答がいまいちな理由で見てみます。
Q:今度の●日、忘年会なんだけど予定はどう?
A:●日は無理だね
ダメな理由:結局いつがいいのかわからない
A:その日は仕事で遅くなりそうなんだよね
ダメな理由:で?遅れてくるのか、来ないのか?
A:忘年会?誰が来るの?
ダメな理由:もはや論外、質問を聞いてない
論外の人に至っては、幹事のイラつきは相当なものになりますね。
質問者がなぜその質問をしているか
どういう状況だからその質問をしている、というのを
理解することが大切になってくるわけです。
行けないけど別の日に、と思うなら候補の日も伝えないといけないわけです。
一般社会で天然は通用しない
「天然」という言葉が一般的になり
アイドルなどテレビでは通用しますけどね
一般的に言ったら通用しません
「人の話聞いてんのか!!」ってなりますよ
もちろんテレビではキャラで、わざとやっている人もいますが。
中には、話し始めた時点で無意識のうちに勝手に、こうだろうと自分で結論をきめてしまって人の話を聞いていない場合もあります。
質問に対し、全然関係ない答えが返ってくる人の
多くがこのパターンと言えるでしょう。
聞いているつもりでも頭の中では全然違う話になっていて
自分の勝手な想像で話を完結してしまうんです。
当然回答もチンプンカンプンです。
実を言うと私も、クセで人が話し始めた時点で結末を予測してしまうので、たまにありますけどね。
聞く能力の上げ方
聞く能力を上げたかったら、まず少しでもしゃべる能力を上げましょう。
私のまわりにも本を読む、映画を見るなどする人はいますが
それだけでははっきり言って聞く能力のアップにはなりません。
しゃべりが上手くなる方法でも書いていますが、ポイントは
その話の中の重要な部分のピックアップとなります。
これができるようになると、人の話を聞いていても
話を聞きながら重要な部分のピックアップができますので
この人はこれが言いたいんだな、と即座に理解できます。
ただ、まれに、しゃべるのは抜群にうまいのに
人の話は理解できていないという人もいます。
いえ、理解できないのではなく聞いていないんです。
こういう人は
「自分大好き、世界は俺を中心に回っている」タイプの人なので
あきらめましょう。
あ、私もちょっとそういうタイプかも・・・